客室乗務員さんとのレッスンで: べジタリアン・メニュー (+TOEIC)

客室乗務員さんとのレッスンでのお話です。先日、その方のお仕事中、乗客の中にアメリカ人のミュージシャンの方がいたそうで、食事には「V.V」と記されていたそうです。ベジタリアンの食事には通常「V」と記されるのに「何だろう」ということで、同僚の方とマニュアルを調べてみたら、「厳格なベジタリアン」と出てきたそうです。その乗客の方は、一品一品について「何が入っているのか」と答えられないほど細かく聞いた挙句、ほとんど食事に手を付けなかったというちょっとした驚きのお話でした。

 

私にはそのやりとりがよくわかりました。英語圏ではビーガン(Vegan)という人たちに出会うことがあります。ベジタリアン(Vegetarian)はチーズや卵を食べますが、ビーガンは動物から作られたものは一切食べないので食事にはかなり注意を払わなければなりません。

 

私がイギリスにいた頃、ビーガンの人たちはバースデー・パーティーに来ても、配られたケーキを食べていませんでした。普通のクッキーさえ食べないんです!バターチーズクリームが大好きな私にはとても大変そうに感じましたが、実は私も数年間ベジタリアンだった時期があり、お肉を食べないのが普通だったので、ビーガンの人たちもそれがきっと普通なんだと思います。 これが文化の違いですよね。

 

最新版のTOEICテスト 新公式問題集 Vol.5にはこのような会話がリスニング問題として出ています。 (要約です。)

 

女性:「ショーン、今週末の会社のピクニック、行くわよね?」

 

男性:「行くよ。でもどんな食事が出るのか知ってる?

僕は肉を食べないんだ。ベジタリアンの食事がでるかなあと

気になってたんだ。」

 

ベジタリアンが多い英語圏の文化を知らなければ、この会話はただの問題か、ちょっと変わった会話に聞こえますよね?でも、これが英語圏ではいかにもありがちな会話なんです。

 

英語圏には日本よりたくさんベジタリアンが存在します。そして、ベジタリアンのメニューが豊富で、お肉がなくてもとってもおいしいものがたくさんあるんですよ! 小さな屋台風のお店にもベジタリアンのメニューが用意されていたりして、私にとってはそんなメニューのあるお店には、他のメニューに関してもかなり「いい予感」がします。機会があれば、試してみてください!

 

以上、食いしん坊講師でした!