お茶のお稽古と英語のレッスン:別の文化規範の中で0から学ぶこと

お茶を習われている受講生の方が、その話を英語でされる機会がありました。その時に、"I'm learning tea."と言っても通じないかもしれないのでもうちょっと説明をして、さらに自分がどう楽しいのかも伝えるといいですよ、なんて言いながら、一生懸命説明の練習をされているうちに、最後には私も興味を持つほどの説明をして下さいました。そのうち私もお茶のお稽古にお誘い頂いて、いつの間にか私もそこに通っています。ご縁ですね。

 

お茶のお稽古は、右とか左とか、1回とか2回とか、拭き方から運び方、足の運び、そして驚いたのは、お席での会話の内容まで全部決められています!何が良くて何が悪いか、なぜなのか、何もわからない別の文化規範の中に飛び込むのは、韓国語の勉強以来かと思います。(これも興味深かったです。)

英会話では、「お茶はいかがですか?」に始まり、続いて「ミルクやお砂糖はいかがですか?」と尋ね、出す時は「どうぞ。」で、そのようなコミュニケーションは必要なのですが、お茶の世界は暗黙の了解の世界のようで、お茶を差し出す時まで黙って差し出します!

 

これだけ真逆の文化規範に入ると、混乱しますが、私は文化的に柔軟に出来上がってるので、違いを受け入れ理解する面白さを感じています

 

お茶のお稽古は月2回ですが、何か教えてもらっても、次の時にはすっかり忘れてます!一つ一つの手の動きを教えてもらっても、全体として何をやってるのかがわかってなかったりします・・・英語を学んでる方たちも、こんな感じかな、と、超初心者の気持ちを再認識するにも良い修行です。

 

このように楽しいこともある反面、私は我慢が足りないのか、正座が痛すぎて、サポーターをつけてやっても正座は拷問のようです・・・。英語で拷問は、  "torture"です。辛いことは、

 

"It's like torture." 「拷問みたい」

 

なんて言ったりします。上手な正座のコツをご存知なら、教えてほしいです。今のところ、先生は優しくて大目に見て下さるので、サポーターもあるのに時々足を崩しています・・・。

 

こんな私のお茶の楽しみ方は、間違っているのかもしれませんが、英語の勉強も、単語や文法の暗記だけではありません。言葉の勉強は、英会話でもTOEICやTOEFLの試験対策でも、文化を少し理解するともっと面白くて、上達しやすいですよ。右も左もわからない方の気持ちで初心者の方をお待ちしています。

 

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